2日前ぐらいから「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をプレイしている。
そして、僕も含めて世界ではもう1000万人以上がプレイしている。
すごい。すごいゲームだ。
僕なんかよりも何十年もゲームをやっている 4gamerのゲームライターさん達の方が、もっと素晴らしいレビュー記事を書いているし、これからも他の媒体でも沢山出てくると思っています。
しかし、どこでもいるゲームが好きなエンジニアの一人として思いの丈をこのブログに書きます。
個人的にE3には行くほどには、沢山のゲームを国内海外とわずプレイしたり、学んで来ました。そしてよくある事なのですが、沢山のゲームで遊んで慣れてくると「あぁ〜、このシステム〇〇ぽいなぁ~」と認識します。
それこそ、今では巨大なブランドになったmiHoYoが開発したオープンワールド・アクションロールプレイングゲーム、「原神」も最初出たころ「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」に似ていると言われてました。
勿論、開発者はそんなことを考えてゲームは開発していないと思います。
しかし、どうしても人は「パターン認識」を使って、過去のゲームや自分の体験を比較したくなります。それはもう2023年の現代において、あらゆるデバイスでゲームが遊べる現状では避けれない問題だと思っています。
しかし、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」はどうでしょうか?
「ウルトラハンド」と「スクラビルド」に触れてみた時にすごく「あぁ〜これはMineCraftぽいなぁ」と思ったのですが、3時間程プレイして思わずこう言ってしまいました。
「な、な、なんだこれは!? ゼルダ….ッ!オモロ…ッ!?」
ゼルダ….ッ!オモロ…ッ!?
— Futoshi Endo 🎮 (@Fendo181) 2023年5月18日
物理演算もすごいし、武器も組み合わせ自由だし… 面白い!凄い!!
朝から一人で興奮してたけど早くこれ、 #ゲームさんぽ で取り上げてほしい..!
遊び方も攻略も千差万別
「ウルトラハンド」をざっくり説明をすると、物をなんでもくっつけれるシステムです。木の丸太を3個つけて、帆を付ければ立派な小舟が出来上がります。
「スクラビルド」は2つの武器を組み合わせる事によって、別の強い武器に変貌させます。しかもこれ面白いのが「剣」だけではなく「盾」や「弓」にも適用されのです。
そして、もっと凄い体験が「これ組み合わせできるのかなぁ~」が全部出来る事です。
凄いです。
組み合わせて出来た武器は強いし、面白いし、自分が想定してなかったけどなんか強い武器が出来てしまうんです。
そんな所から炎が出るの!?
— Futoshi Endo 🎮 (@Fendo181) 2023年5月19日
戦いの幅が広がりすぎてヤバい
#ゼルダの伝説 #TearsOfTheKingdom #Zelda #NintendoSwitch pic.twitter.com/7sHItpPSHD
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のゲームシステムは本当に新しいというか、「な、な、なんだこれは!?」の連続です。
物流的な動きというか、何でもできる感があるのは「 Half-Life」ぽいし、でもゲームギミックは「 Portal2」を彷彿させるし、義手になって機能を組み込めるのは 「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」に似ていると思いました。
時間を逆にして再生する「モドレコ」のような「時間を巻き戻す」要素をゲームシステムに取り込んでいるで言うと「Detroit: Become Human」感があります。
後は、あんまり気付かないのですが「Cyberpunk 2077」のBD(ブレインダンス)という他人の記憶を疑似体験できる機能を使って情報収集をする場面でも活用されています。
そして、個人的に「時間を巻き戻す」要素をゲームシステムに取り込んでいる名作中の名作といえば「Life is Strange」も彷彿させます。
...とにかくこのゲーム、色んなゲームの「好き」が詰まっているんです。
そして、かっこいい!!
何がかっこいいのか?
ゲームキャラクターのデザイン、BGM、世界観、全ては勿論かっこいいです。
しかし、自分はゲームシステムも世界の一部にした上で、既視感を超えてきているのが素晴らしいと感じます。
これは任天堂の公式ページの特集記事で「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」に関わった方にインタビューをする「開発者に訊きました」シリーズでも書いてありました。
それで思い出したんですけど、
開発中は何度も「既視感」って言葉が出ていましたね。違うものをつくっているはずなんだけど、
印象として前作と似ているように感じてしまう。
でも開発が進んで、いろんな新しい要素が加わることによって、
ゲーム全体を見渡したときにそれが化けてくるようなことがあるんです。
それまでは「変えなきゃ」と焦ったりしていたことが、
気づくと「そうあるべきもの」に変わっている。
「ゼルダ」って、実際にはない抽象的な音よりも、
現実世界に即した手触り感や手ごたえ感のある、
いわば「泥臭い」印象の音のほうが合うことが多いんです。今作でもゲーム中で何度もくっつけて、外して、
というのを繰り返すので
「あ、今、くっつけられる状態になった!」って、
機能的にうまく伝える必要がありました。
そう。このゲームはとにかくあらゆる「既視感」を超えてくるんです。
それはゲームシステムだけではなく、風景や、音、キャラクターの世界観にも見られます。
沢山の"好き"と"かっこいい"が詰まっている
今回、主人公リンクは序盤でゼルダ姫をかばって自身の右腕を負傷します。
その際に獰猛しぃ触手に覆われて耐えるシーンがあるのです、これを見て全員気付いたと思います。
スタジオジブリの作品の「もののけ姫」の最初のシーンに似ているのです。
もののけ姫の劇中で、最初に祟り神に襲われるアシタカのシーンがあるのですが、まさにその時の腕が襲われている感じが「オマージュされてる?」と思うぐらいに似ています。
後は序盤からリンクや、我々プライヤーに優しく教えてくれるこのナイスなお兄さん、「ラウル」さん。どうみても「もののけ姫」に出てくる、「デイダラボッチ」さんです。
空から落ちてくる辺りは「天空の城ラピュタ」の設定に似ているし、まだ僕は遭遇してないのですが設定資料から見るに「ハウルの動く城」で、主人公ソフィが働く帽子屋さんに出てくる帽子もありそうです。
このように、ジブリ作品が好きな人にも「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は楽しめるというか、たまらない作品になっています。
そしてゲームシステムの中でも今回「空」が重要な要素になっており、開発者でもやはり強いこだわりがあったんだと感じられます。
うん。『スカイウォードソード』のときから
ずっと実現したかったんだよね・・・
空から飛び降りて、水に飛び込めたら絶対気持ちいいだろうなって。
まとめ
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をまだ2~3時間しかプレイしてないですが、それでもこんなにたくさんの"好き"と"かっこいい"が詰まっていると思い、勢いで書きました。
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」、本当に良いゲームです。
色んなゲームをプレイしている人も、これからプレイしている人も、全員好きになれると思います。
全員が好きになれるゲームなんて世界中探しても「スーパーマリオ」と「ポケットモンスター」ぐらいしかなく、そのブランドに囲まれている中で、6年経っているゲームでハードルを超えて作ってくださった関係者全員に心から御礼を伝えたい気持ちです。
本当に素晴らしいゲームを開発してくれてありがとうございます。
前作の発売から6年経ってもまだまだコメントや動画などを
SNSなどに投稿してくださる方がたくさんいらっしゃって。
開発で苦しいときほど、
そういうのを見たスタッフの目が輝くんですよね。
「面白いもん、つくったるで!」って。
感謝を伝えたいです。
ちなみに僕は「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」以外にも最近出た「モンスターハンターライズ:サンブレイク」も途中で止まっているし、発売を控えている、「DEATH STRANDING 2」や、「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」もあるし、そして奥さん(一番大事)もいるので、生活に支障がでない程度に楽しもうと思います!
おわり!