前回の振り返り
8月、9月は業務でバタバタしていた記憶があったのですが、自分の読書メモを見返したところ、5冊でした。YMO熱がありつつ、業務で必要だと思ったソフトウェアアーキテクチャについて学んでいた月だったなと思います。
2023年8月に読んだ本
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『ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ』(Mark Richards)の感想(27レビュー) - ブクログ
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『WEB+DB PRESS Vol.136 [Kindle]』(WEB+DB PRESS編集部)の感想(1レビュー) - ブクログ
「YMOのONGAKU」は楽曲の秘話だったり、YMOメンバーの関係が書かれていた本でマニアックなファンにはたまらないと思いました。あと、シンセサイザーの仕組みについても書かれており、昔は熱暴走だったり、アナログならではのトラブルもあったんだと思い、勉強になりました。
「WEB+DB PRESS Vol.136」は、WEB+DBの最終号でした。
読書メモにも書いたのですが、大学生時代にWEB+DBを読み出して、自分がしらなかった技術だったり、ノウハウについてキャッチアップする重要な本だったので休刊になるのは寂しいですね...。
最初に「WEB+DB」を手にとって、会社に所属するWebエンジニアになって今年で6年目になりますが年を重ねるごとに「大変だ...」と感じるのは、いかに"業務外の"技術をキャッチアップあるする事、そして純粋な技術好奇心のモチベーションを維持する事です。そのモチベーションの灯火を消えないようになっていた背景の1つに自分はWEB+DBがあったと思います。
23年間、お疲れ様でした。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
関連した話題で、先週の大江戸Ruby会議10で発表されたスライドを紹介するのですが、このスライドとても良かったです。 プログラマーはコーディングする事を生業としているのですが、それ以前に「言葉」をうまく扱うスキルも必要だと思っています。
メソッドの名前や変数名から、ドキュメント、スライドまで、いかにして意図が伝わるのかが大事になるかと思い、このスライドにはそのエッセンスが詰まっていてよかったです。
2023年9月に読んだ本
「ele-king vol.31 特集: コーネリアスの帰還 (ele-king books)」はなんで読もうと思ったのか?
多分これは僕がSpotifyでYMOや坂本龍一さんの音楽を聞きまくったせいで、Spotifyのレコメンドで「これも好きんじゃないですか?」と、火花があがってきたのがキッカケでした。これがとても僕の耳にハマった。
もちろん、小山田圭吾さんのことはオリンピックの不祥事で確認してました。
その事で距離をおいてしまった事があったのですが、自分としては小山田圭吾さんは、フリッパーズ・ギターのイメージが強く、コーネリアスだと知ったのはそのあとでした。
火花から始まり「無常の世界」もアルバムを通して聞いて良いなぁ~と思い、購入して読みました。この本ではインタビュー形式でオリンピックの不祥事後の生活だったり、親交があった坂本龍一さんとのお話、アルバム制作の話が入っており、面白かった。
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう 」は個人的には坂本龍一さんが好きなら絶対に読んだ方がいいと思う本でした。
改めて、坂本教授の幅広い教養と問題関心に驚かされた事と、死ぬ間際まで灯火を燃やしていたと思うと、なんて壮絶な人生なんだと読了後に思ってしまいます。
この本は最後に編集者と坂本龍一さんとのメールでのやり取りも記載されているのですが、そこでも「こんな状態でもまだまだやるんだ」という力強いメッセージが伝わり素晴らしかったです。
この本は今後も僕の人生の中で何回も登場してくるなと思い読了しました。
今日はそんな感じです。おわり!