Endo Tech Blog

Techブログと言う名のただのブログです。

初めて参加したFUJIROCKが最高だったので語りたい

www.fujirockfestival.com

 

FUJI ROCK FESTIVAL '23(以後、FUJIROCKと略称します)に参加してきました。

もうそろそろ開催から1ヶ月程経ってしまいそうで熱量がある内に書きます。

FUJI ROCKは 前夜祭も含めると4日間開催されるのですが、自分は土日の2日間だけ参加してきました。

 

結論を先に書くとめちゃくちゃ最高でした。

自分がすきだったアーティストに出会えた体験だったり、相部屋で外国の方と仲良くなってGoogle翻訳で共通の話題で盛り上がったり、ホワイトステージの途中にある川で飲むビールが旨かったり、CRYSTAL PALACE TENTで朝まで踊りあかしたり、その後ゾンビのような姿でシャトルバスに乗り込んだり...

 

まぁ色々含めて最高でした。

 

この記事では時系列順に自分が体験したFUJIROCKを書いて行こうと思います。

 

2023/07/28

scrapbox.io

 

仕事を早めに切り上げてFUJIROCKの会場である新潟の苗場に向かうため、東京駅から新幹線にのって、越後湯沢を目指す。

前日までに準備を完成しようとしてたけど、直近で関わっている業務に時間が費やされた結果、昼休みに一気にやることになった。

直近の業務について日記の方に書いてなかったが、簡単に説明するとめちゃくちゃソフトウェア設計を行なって、実装をしている。

 

今の職場に入って本格的なプロジェクトにアサインされ、DDD、クリーンアーキテクチャ、スクラム開発、PHP8.2の文法...など、全部がこれまで経験してなかった事を取り入れて、ギリギリ溺れないように毎日キャッチアップとアウトプットを並行している。

 

そんな感じで新しい事を学ぶのは楽しいが、自分が井の中の蛙だった事を痛感しては夜に凹み、翌日の朝にはやりたかった事が出来ている事を認識しては、発言をして、ドメインを落とし込んで、コードを書いている。
が、全然足らないので頑張る。

余談すぎた。


そんな背景がありFUJIROCKの準備が全然できてなく、本日の昼休みを使う事になり、無事に55分で完了。残り5分で昼飯を食べた。

 

新幹線から越後湯沢に向かう途中、いつも聞いているディグトリオのYMO回を聞きながら、「YMO好きの人と仲良くなれたらいいなぁ」とぼんやり考えながら過ごした。

 

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FUJIROCK参加中に滞在する宿の部屋はAirbnbでギリギリ見つかった相部屋だ。

 

越後湯沢についた後の宿までの交通手段は車で迎えに来るとの事で駅で少し時間を潰す。22:00時点の越後湯沢駅の周辺は暗く、この時間はもうどこも閉まっているようだった。

 

そんな事もあり宿の迎えの車は電灯がない所の駐車場にあり、探すのに少し時間がかかった。「プラカードを持っている人が立っています」と返事をもらったのだが、暗すぎわからない...。


近づくとギリギリ手書きの文字が見えて、ようやく車に乗り込んで宿に向かう。

宿に着くと相部屋のメンバーの1人が既に横になって休んでいた。


部屋はクーラーがなく扇風機と、空気清浄機だけがある大広間な部屋だった。

ただ、越後湯沢は東京に比べて圧倒的に湿度が少なく、涼しい。とても快適で熱帯夜の夜から解放されており、扇風機で充分だと思った。

軽く挨拶をしようと「はじめまして〜」と声をかけると、英語で返事が帰ってきたのでE3の時に身につけた雰囲気英語とパッションで挨拶する。

 

その後、東京駅で買ったお土産を渡して、意気投合し「寝る前にお酒でも飲んで話しましょう!」と提案して、お酒を飲みながら2人で色々お話しをした。

なぜFUJIROCKに来たのか?だったり、日本のアニメが好きな話や、どのアーティストが好きなのかなど、色々お話をした。

途中、英語が難しく聞き取れない箇所はGoogle翻訳を使って打ち込んでもらい、それで認識するようにした。

どんな仕事をしているのか?の話題になったので、「僕はWebエンジニアをしています」と答えると、相手は「オラクルでシニアセキリュティマネージャをしている」と返答が返ってきてビックリした。

 

 

 

そこからは最近のChatGPTやGitHubCopilot、それからアメリカでのレイオフの話をして、最後グローバル企業で働くならLinkdinをやる事を強くお勧めされた。

 

すごい色々面白い話を聞けた一方で、仕事の事を忘れて音楽に浸るためにFUJIROCKにきたけど、結局はITの話で盛り上がってしまったが、これはこれで面白いなと思った。

とりあえず明日から本番なので、熱中症に気をつけつつ楽しむぶぞと思い、就寝。

お疲れ様でした。

 

2023/07/29

朝、06:00頃起床。宿で朝食を食べてから苗場行きのバスに乗るために越後湯沢駅に移動する。

 

時刻でいうと朝の9:00だった気がするが、日差しが強く風もなく、とても暑かった。

自分は今回、帽子でキャップをつけていたが、首までは日陰が届かなくタオルをかけて過ごす事にした。この時までわかってなかったが、FUJIROCKはめちゃくちゃ汗をかく...とにかくかく。

 

自分が想定していたよりも、暑さ対策と、熱中症対策が伴うのが今回のFUJIROCKだと思った。違う年に参加してなかったので比較できないのだが、とにかく暑かった思い出が強い。

 

 

シャトルバスに乗車後は40分程で苗場につく。

会場につくと山が目の前に現れて、人々が入り口に向かっていく姿が遠目で見えて「FUJIROCKにきたんだ...!」と実感する。

そして、隣にそびえ立つ「苗場プリンスホテル」の白さが際立ち、異国に来た感じだった。

 

会場につくと、廃品を使ったオブジェクト(?)が出てきて家族連れが写真を撮っていたりした。ただのロックフェスだと思いきや実はアート的な部分も備わっており、面白いなぁ~と辺りを見ながらリストバンドを交換して会場に入る。

 



 

この日は前職の先輩が会場にきていたという事で、この日はFUJIROCKでの遊び方(?)を教えてもらいながら会場をまわる事にした。

前職の先輩は1回目のFUJIROCKから参加されている大ベテランだったので、どこで見ると移動しやすいのか?だったり、FUJIROCK会場の移動方法について、アドバイスを沢山もらった。(本当にありがとうございます)

 

まず最初に見たアーティストは「GEZAN」だった。

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GEZANは知らなく、事前にMVを見ても、どんなライブパフォーマンスなのかも想像してなかった。GEZANの登場は紅一色の旅団のような感じですごかった。

 

朝だったが、苗場の日差しは強すぎてほぼ無風。とにかく熱射がすごいなかのGEZANのライブは鳥肌がたち、暑さをすべて壊すような演奏だった。

 

個人的には「DNA」を初めて聴いた曲だったが、ライブ演奏中は自然と手が上がっていた。

 

GEZAN後はGREEN STAGEからWHITE STAGE前のところ天国で、昼飯と川に入る。

 

 

今回始めてFUJIROCKに参加した中でいろんな思い出があるが、個人的には「」。川もベストアクト(?)に入るぐらいに最高な思い出だった。

今年のFUJIROCKに参加した人は口を揃えて「暑い、暑い、暑い!」というと思う。

 

その暑さを和らげてくれて、楽しい思い出に変えてくれがのが、この川だと思う。

GEZAN後のご飯にラーメン(くそ美味い)、そして川遊び。もう、ここで何時間でも、居ても良いと何度も思うほどに最高だった。

 

ハイボール片手に夏空を見上げて、川遊びする風景は一生忘れないと思う。

 

 

 


お昼ご飯を食べた後はどこか特定のアーティストを見る感じでもなく、先輩と一緒を周辺を歩きながらFIELD OF HEAVENまで移動する。

 

FUJIROCKは移動中の道にいろんなオブジェクトがあり、森の美術館的な良さも感じた

 

 

FIELD OF HEAVENでは自分のお目当てのアーティストの1つだった「GOGO PENGUIN」を見る。

 

 

 

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GOGO PENGUINはJazzを好きなら知っている人が多いと思う。

こういったロックフェスで聞くのも始めてだったが、山々に囲まれている中で聞く「Saturnine」は格別だった。最前列で聞いていたが、歌詞がない分、胸の奥から湧き出す感情がすごかった。

 

GOGO PENGUINを堪能した後は他アーティストをゆっくり聞きながら夜を迎える。

この日の苗場は昼は暑かったが、夜は一気に冷え込む。

 

ただ、その冷えを「あつい!」に変えてくれたのはVaundyだった。

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Vaundyは他アーティストの参加者の中でも若い子が多かった印象がある。

自分の周りは、中学生や高校生があがり、みんな声を揃えて手を上げていた。

Vaundyのライブは最高Of最高だった。もっとこれから聞こう。

 

Vaundyが終わった後は僕のFUJIROCK最大のお目当てのアーティストの1人である、Louis Coleを見に移動する。この人を見に苗場にきたと言っても過言ではない。

 

同じ時間帯にFoo Fightersが最高の演奏をしているのは知っていたが、僕はどうしても生きている内にLouis Coleの演奏で踊りたかった。

 

果たして、本物のLouis Coleはどうだったのか?

それはもう言葉にできない程素晴らしく、圧倒的で、甘美で、最高だった。最高の時間だった。FUJIROCKに来てよかったと心から思える瞬間だった。

 

 

 

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深夜、先輩と合流して遅めの夕食(?)をとり、CRYSTAL PALACE TENTでカオスな夜を過ごす。何年ぶりかに朝5時までオールしたが、身体が重く、汗でぐちゃぐちゃになりがら、文字通りに音楽漬けだった。

 

 

宿についたのは朝の06:30だった気がする。

そこからシャワーを浴びて、朝食を食べて、3時間の仮眠を取った。

 

前日の夜に仲良くなった相部屋の方には起きて挨拶をして「朝帰ってきたのか?」と聞かれて、そうだと答えると「Crazy」だと笑われた。そうだと思う。Crazyな夜だった。

 

2023/07/30 3日目

3日目のお目当てのアーティストはYUKI、DOMICO、SIRUP、そしてGinger Rootだった。

ただ、開始時間が遅い、前日も朝まで踊っていたので昼から行こうと考えていた。

 

宿から湯沢越後駅に向かう為に宿で支度をしていると、外国人のカップル(?)が困っていると様子だった。聞いてみると13:00から始まる「SUPER BEAVER」を見に行きたいけど、今から湯沢越後駅に向かってそこから更にシャトルバスに乗ると、間に合わないので、タクシーを呼んでほしいとの事だった。

 

それを必死に僕が宿を管理している方に伝えて、宿の方が「この時期はタクシーは拾えないですよね..」という返答を頑張って英語で伝える、エセ翻訳人として動いていた。

 

外国人のカップルはとても残念なリアクションだったが、それを見かけていた同室の日本人の方が、ちょうど車で来ているから乗っていくか?と提案をしてくれた。

そしてその提案を僕がまた翻訳をして伝える。

 

二人はとても喜んで僕も嬉しい気持ちになったが、その提案にちゃっかり乗る感じで僕も会場まで車で一緒に載せてもらう事になった。

 

めちゃ図々しいのだが、ビール一杯でいいとの事で僕は「喜んで払いますよ!」と答えた。

 

 

道中でカップルにお話を聞くと香港から来たインディーアーティストとの事でビックリした。カップルだと思っていた二人は、シンガーとMixerのエンジニアだった。

 

彼らはとても久々のFUJIROCKに楽しみにしているのと、本当に「SUPER BEAVER」が楽しみな様子だった。その事を運転席の方に伝えると、実は「SUPER BEAVER」のCDなどのMixerをやっている本人との事だった。

 

そんな偶然があるのか?と今、このブログを書いていても思うのだが、その偶然がFUJIROCKに向かう為に4人を載せた車で起きていたのだ。

 

 

(兼重さん、あのときは運転ありがとうございました)

 

こうして、3日目は宿で相部屋だった我々日本人2人と、外国人のカップル2名の不思議なチームが生まれ、一緒にFUJIROCKに行き、SUPER BEAVERを見る事になった。

 

運転をされていた方は関係者席に向かいう、香港からきた二人と、そのの友人と自分で「SUPER BEAVER」を見る。

 

天候は昨日よりも風が吹いていて、声は遠くまで響き、雲が悠々と流れていた。

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SUPER BEAVERは知っている曲が少なかったが、自然と涙がこぼれていた。

素晴らしいライブだった。

 

ライブ終わった後は、皆と握手をしてお別れをした。

3日目はソロで楽しむはずが、意外な関係ができて、FUJIROCKの醍醐味なんだと思った。

 

その後は昨日と同じ川にひたり、ゆっくり、身体を休める。川いいよ、川。

 

 

川で身体を冷やした後は「WHITE STAGE」に行き、ドミコを見る

 

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いろんなアーティストがいるけど、ドミコは「MCはいいから、俺らのダラムとギター音楽を聞けや」スタイルで大好き。純粋な音楽で勝負していて、両手を空に突き出していた。

 

 

その後はYUKIを見に「GREEN STAGE」に戻る。

 

 

YUKIを見たときが、気温も落ち着いていて、お酒も入り、会場にはシャボン玉が飛び交い、「天国かよ」と一人思っていた。

 

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世代すぎる楽曲をたくさん流してくれてよかった。

その後は「SIRUP」に向かう。

 

1日目に印象に残っているアーティストといえばLouice Coleだが、2日目はそれがSIRUPだった。

とにかくライブの盛り上げ方が美味い。18:00ぐらいだったが、深夜のクラブハウスのような勢いだった。最高。

 

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SIRUPが終わった後はカネコアヤノを見に、WHITE STAGEへ向かう。

ただ、この時点で体力が限界に達してきた。

 

考えてみたら、睡眠時間が少ない上に、ドミコ、SIRUPで踊り続けているから「それはそう」という感じ。

 

結果、考えたのが「WHITE STAGEの道中の川から、お酒を飲みながら、カネコアヤノを聞こう」というアイディアだった。

 

夜だったので川に入るのは危ないと思い、手前の石段のところで椅子を広げて、足だけ川に突っ込んでお酒を飲んでいたが、これは、もう、贅沢だった。

 

まず、川の近くなので気温が低く、天然のクーラーのような気持ちよさがあり、川のせせらぎの音と、カネコアヤノの力強い声。すべてが完璧に揃ってなかで飲む、ジンジャーハイボールは格別だった。

 

 

余談だが、実は最初ジンジャーハイボールを片手で持って、石段を降りようとしたところ、体制を崩して全部こぼしてしまったのだった。

仕方なく2杯目を買いにお店に向かい事情を説明すると、「今日はFUJIROCKだからいいよ!」とサービスしてもらった。

 

そんな背景の元、カネコアヤノの力強い歌は、どうしようもなく染みて、泣きながら聞いていた。

 

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その後はGREEN STAGEに行きLizzoを聞く。

時間がすごく押していたが、それを超えるようなパフォーマンスだった。

 

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Lizzoが終わるとシャトルバスに向かう組と、朝まで踊り続ける組で明確にわかれて、一気に人が移動する。

 

自分は当然、朝まで踊り続ける組だったので、Ginger Rootを見にRED MARQUEEへ向かう。人がいなくなったGREEN STAGEは祭後の寂しさと、まだアーティストの熱量が残っているようだった。

 

 



Ginger Rootは楽曲で聞いていたが、生の演奏を見るのは始めてだった。

 

 


Ginger Rootの楽曲は80年代の日本の楽曲をすごいオマージュしていると思ったが、YMOのカバーを演奏してくれてのを聞いてすごく嬉しかった。

 

そしてこのFUJIROCKの中で一番、映像を使って演出が上手かった気が...する(笑)。

演奏は素晴らしかった。

 

 

以上がFUIJROCKで見た主要なライブ演奏だった。

その後は深夜12:00に遅めの夕ご飯を食べて、皆と同じように林の中で椅子を立てて仮眠を取り、CRYSTAL PALACE TENTで朝まで踊る。

 

 

 

 

終わりに

 

FUIJROCK最高でした。

行く前までは不安が半分、期待が半分でしたけど、行ってよかったです。

また、音楽と川につかるためにFUIJROCKに行こうと思います!

 

 

おわり!