前回のふりかえり
計測した所、6月、7月で合計6冊。
「怪物」以外はすべて村上春樹さんが書いた小説という事で、7月はプチ村上春樹ブームが来ていたかもしれない。
ちなみに今(2023年8月)来ているブームは坂本龍一とYMOです。
2023年6月に読んだ本
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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫)』(村上春樹)の感想(551レビュー) - ブクログ
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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)』(村上春樹)の感想(541レビュー) - ブクログ
小説版「怪物」、とても良かった。
映像作品がみたいと思ったが結局、私生活や仕事が忙しくみにいけてない...。
上映が終わる前に足を運びにいきたいな~と考えている。
再度のこの一節の所がどのように表現されているのかが気になる。後、音楽も。
"二人は未知の世界へと向かっていった。"
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は自分の中での村上春樹ブームを作ったキッカケかもしれない。感想についてはこちらのブログ記事にも書いた。
それと比較して「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、なんてわかりやすく、生き生きとした物語なのであろう。
この本は「世界のおわり」というファンタジーな話と「ハードボイルド・ワンダーランド」というSFチックでハードボイルドな話が交互に続く小説になっている。
一見して関係ない2つのストーリーが後半にいくにつれて交差していく展開が面白く、文字通り夢中になってしまった。面白い。
時折こういった小説と出会えるのが好きなのでリアル店舗に足を運びにいきたくなる。
2023年7月に読んだ本
7月も村上春樹ブームが到来している。
「ノルウェイの森」は学生時代に読んだ事があったが記憶が曖昧だったので再度読み直した。今読み返しても文章のリズムが素晴らしく、物語に飽きがこない。面白い。
昔は「なんでこのタイミングでそんな事するのか?」と思っていた事が、この歳になって読むと無性に泣けてしまう程にわかるし、悲しく切ない気持ちになった。
とても良かった。
昔読んだ事があると思っていた曖昧な記憶が、この20年以上の月日が経つと補強されると同時に、この歳でしかわからない視点が見えてしまい、ポロポロと涙が止まらなかった。昔は「なんでそんな行動をするのだろう?」と思っていた事が今では理解できると同時に、素晴らしく文学的な小説だと思った。
時々読みたくなるのだろう。
今回はそんな感じです。
おわり