※この文章は「日報を書くの良いですよ!」という事を進める文章ではないです。
あくまでも自分がScrapboxで外部向けの日記を書いたり、社内のドキュメントツールで日報を書いていく内に思いついた考えを一旦まとめたくて書いています。
元々は社内向けで書いていたのですが外部向けに公開して問題ないように文体を調整して公開します。
なぜ日報を書くのか?
本音を言うと「退勤」と思った瞬間には「俺はもう退勤する! 今日は頑張った! 寝る! 飯食う!ゲームする!」というのが本来やりたい事ですが、入社してからオンボーディング期間が終わるまではなるべく退勤前の10分ぐらいを使っていつも「日報」を書くようにしていました。
これは普段、Scrapboxで書いてる日記とは別で社内向けのドキュメントツールで管理していました。
内容は箇条書き程度で、「今日やった事、明日やる事、共有したい事」などシンプルで、5分あれば十分に終わります。
「なぜ日報を書くのか?」についてですが、「達人プログラマー 第2版 熟達に向けたあなたの旅」では「日報」ではなく「日誌」で書くメリットについてこんな事が書いてありました。
- (1)記録は記憶よりも確実です。誰から「先週、停電が起こった際に、どの会社に電話をかけたんだっけ?」という質問をされた場合に、日誌があればすぐに名前をと連絡先電話番号を答える事ができます。
- (2)手持ちの作業とは直接関係しないアイデアを思いついた場合、それをしっかり残せるようになります。これで素晴らしいアイデア忘れてしまう心配をする事なく、手持ちの作業に集中できるようになります。
- (3)「ゴムのあひるちゃん=ラバーダック・デバッグ」とよく似た力を発揮します。何かを書き留めるためにやりかけの作業の手を止めると、あなたの脳は誰かに話しかける時と同様にギアシフトが起こります -- このタイミングが振り返りのチャンスとなります。そしてノートへの書き込みを始めると、今までやってきたこと、すなわち書き込もうとした内容の間違いに気づくという場合もあります。
ref: 「達人プログラマー 第2版」p128
これを読んだ時には「本当かよ?」と思ったのですが、脳の仕組みなのか、ふりかえりをしている時にとっさに「あ、あの実装プランAではなく、プランBが良いのでは?」と思いつく時があります。
この状態だと、翌日のスタートダッシュが早いです。
なぜなら、既にやる事が前日に決まっているから、後はコードを眺めてその通りにやれば良いからです。
後は書く事によって「私は〇〇やります」という宣言にもなる。
これは心理学用語で言う「宣言効果」に近いものがあると思います。
後は高校時代にお世話になった先生が言っていた「昨日の自分と、今日の自分が違う」という言葉が未だに頭に残っていて0.1mm
でも0.00001mm
でも人はなんらかの知識や、誰かの影響をうけて、成長していると思っています。
それはこの記事もそうですし、TVからのニュースだったり、radikoから流れてきた素敵な音楽や深夜ラジオだったり、街なかにも実は沢山影響をくれるヒントが潜んでいると思っています。
その成長を確認する為にも日報(日誌)は現状の最適化された方法で...あるかなと考えています。
本当は「ふりかえれ~~~!!」と念じるだけで、その日の就業開始から就業終了までを脳内で一気にふりかえれるようにして翌日の仕事が気持ちよくできる未来が来てほしいです。頼む。
でもまだ人間は「手」や「口」のデバイスを使って文字を書いたり発言して脳に信号を送らないといけないのではないかと思っています。(ここらへんに詳しい脳科学者がいたらぜひコメントください。)
なので、Slackでも、KibelaやNotionでも手帳でもなんでも良いのでその日にやった事をふりかえり習慣をつけておくと良いという話でした。
これはあくまでも僕の考えを書き出しただけなので、もし他の人の意見や「私はこう思っています」があれば遠慮なくコメントしてください!
以上、「なぜ、日報を書くか?」に対する僕の考えでした。
おわり