Endo Tech Blog

Techブログと言う名のただのブログです。

MPK miniでピアノを学ぶエンジニアはJ Dillaの夢をみるか

去年、MPK miniを買った。 

 

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 「なぜ?」と思われのが大半だと思うのが、「J・ディラと《ドーナツ》のビート革命」を読んで感化されたのが大きい。

J Dillaに具体的に感化されたエモい話は以下の記事にまとめておいた。

 

scrapbox.io

 

で、本題である。

 

なぜ、MPK miniでピアノを学んでいるのか?というと、当初はサンプリングして、GarageBandで編集してトラックを作ろうとした。

 

しかし、このMPK miniどうやら「USB MIDIキーボード」で認識されて、色んな楽器に化ける事が可能である。

 

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つまり、MPK miniの備えつけられている鍵盤を利用すればピアノは勿論、ベースやシンセサイザーとか利用できており、可能性を秘めている。

 

めっちゃすごい。

 

が、わかりやすい難点がある。

それは僕が鍵盤を叩いた事がなく、コードの読み方もしらない事である。

楽器は素晴らしいが、使う側に問題がある。

 

そもそも鍵盤のどこか「ド」で「レ」なのかもちゃんとわかっていない。

小学生レベルでわからない。まいった。

 

まぁ鍵盤の位置とか音階とか知らなくても、トラック自体はサンプリングだけでも出来る事なので、困る事はないと思ったのが、「これでピアノも引けたら、よりJ Dillaみたいにオリジナルなトラックが作れるのでは?」と思い、ピアノを習得する事にした。

 

open.spotify.com

 

「まぁこれもアウトプットの1つだし、良いか」という気持ちである。

 

Simply Pianoでピアノを習う

肝心なのは教材である。

ピアノ教室に通う事も考えたが、自分の普段のエンジニア業として仕事が終わってから向かうのは厳しいと考えて独学で学ぶ方向にした。

元々プログラミングもドットインストールで、動画学習と写経が入り口でハマっていったので、同じ要領で動画学習が良いと思い、教材を探す事に。

 

結果、SimplyPianoを選んだ。

 

JoyTunes がおくる Simply Piano

JoyTunes がおくる Simply Piano

  • JoyTunes
  • 教育
  • 無料

apps.apple.com

 

このアプリが凄いのは、ゲーム感覚でピアノを学べる事である。

 

最初に練習として、鍵盤の位置とがどの音に対応しているかを提示してくれる。

ここで「5」が出ているのは鍵盤でいうCから右に5番目である。

なので、5番目の鍵盤を叩くと次に進み、ゲーム感覚で鍵盤の位置と音階を学べるようになっている。

 

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なので、音階を知らなくても画面で提示されている場所を叩くだけで、ピアノが引けるようになっていると錯覚する。

 

ここが素晴らしい。最初は当然アプリがないと鍵盤の位置が把握できないのだが、この練習をひたすらやる事で錯覚から、本当にピアノを叩いている感覚に持っていく事が出来る。

 

自分はそんな感じで去年から練習を行っている。

 

scrapbox.io

 

更に毎日5分ぐらいのレッスンがリマインドされる為、いつのまにかMPK miniでピアノを引くのが習慣化されている。

 

当初のトラック制作から考えてみると、大分遠回りをしてしまっている気がするが、気づいたらメジャーコードのC、G、D、Emがどの鍵盤を叩けば再現できるかを理解してきて、これはこれで楽しいと感じている。

 

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MPK miniでピアノを学ぶ環境構築について

SimplyPianoはマイクで音を判定してくれるので、そのままでも練習できるが、実際に練習してわかったのは「出来るならMIDIをつなげてやったほうがいい」である。

 

音の判定がそこまで正確に判定されないのと、音も大きくしないといけなく、必然的に鍵盤を強く叩いて腕を痛めてしまう。やめたほうがいい...

 

SimplyPianoもUSB MIDIキーボード対応の為、アプリを起動して、iPhoneとMPK miniを繋げて練習する事が可能だ。

 

その為の周辺機器が必要であるが、1つ注意がある。

 

Lightening to MIDI だと思ってそれ系のケーブルを買うと、電力不足でエラーで発生して接続ができない。僕はこれで一度失敗した。

 

Cannot Use Accessory MPK mini play: This accessory requires too much power.

 

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 買うならこちらのLightning USB カメラ アダプタである。

 

 

MPK miniからこちらのアダプターに接続して、アダプター経由でiPhoneに接続する。

この時点で正確に認識されるが、電力消費が高いので充電もしとく。

また、3.5mmイヤホンジャックもある為、音が気になるならイヤホンをつけて周りに配慮してピアノを叩く事が出来る。

 

これでSimplyPianoでピアノが学べる環境としては十分になるので、もし同じ問題を抱えている人がいたら是非試してみてほしい。

 

まとめ

もともとHIPHOPにハマったのがJ Dillaのトラックで、それを追いかけていたら、何故かピアノを学ぶ日々になってしまったが、振り返ってみると、トラックもそうだが、自分で楽器を弾いて音を出すというのは、素晴らしいアウトプットだと感じる。

 

職種柄、Webエンジニアをしていて個人的にWebアプリケーション開発もしているが、それと別の楽しさがあってよいなぁと感じています。

 

あとは最近自宅勤務が続いていて、「疲れたなぁ」というときは5分ぐらいピアノを引いて気分転換もしてます。

 

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今日はこんな感じです。

 

トラックできたらどこかで紹介しようと思います!

 

おわり

 

J・ディラと《ドーナツ》のビート革命
 

 

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