Endo Tech Blog

Techブログと言う名のただのブログです。

初心者が1年以上ピアノを弾き続けたので楽譜の覚え方と弾き方についてまとめる

 

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www.fendo181.me

 

この記事を書いたのが去年の2020年の3月で、気づけばあれからピアノを1年以上弾いてます。この時は24鍵盤のMPKで弾いてました。

 

 

scrapbox.io

 

それが49鍵盤のMIDIキーボードを買ってから、「本格的な鍵盤を叩きたい」という気持ちになり、88鍵盤の電子ピアノと61鍵盤のシンセサイザーを購入して「どうしてこうなった...」感があるのは歪めない状況です。

 

 

 

 

ブログ記事を書いていた時はアプリを使ってひたすら曲を弾きながら独学でコードを弾きを練習していましたが、去年の5月頃から社会人向けにピアノレッスンをしてくれる教室に通い始めました。

 

この教室で始めて「楽譜」の読み方や「弾き方」について学び始めました。

 

レッスンでは音楽の基礎知識を学びながら、平行して1ヶ月の1回の間隔で先生が選んだJ-POPの楽譜を選び、実践でそれを弾くというのを行っています。

 因みにこれまで弾いた楽曲を並べると初心者にしてはまぁまぁ頑張って弾いてきた気がする。丸の内サディスティックが一番きつくて、1ヶ月弾き続けても習得できなかった。

 

「Good By Days」 YUI

「マリーゴールド」 あいみょん

「若者のすべて」 フジファブリック

「新宝島」 サカナクション

「丸の内サディスティック」 東京事変

「群青日和」 椎名林檎

高嶺の花子さん」 backnumber (今ココ)

「オールドファッション」 backnumber (今ココ)

「HAPPY BIRTHDAY」 backnumber (今ココ)

 

で、問題は練習の確保時間です。

 

当方、本職はエンジニアです。正直、平日は仕事終わりで疲れているしコードも書きたい。なので練習時間は朝食後の30分~1時間ぐらいがやって限度です。

 

そうなった際に、「いかに効率よく楽譜を覚えて早く弾ける状態になるか?」が重要となります。結論ですが、自分はこのステップで弾ける状態にしています。

 

step1 楽譜のkeyを把握する

step2 楽譜に記載されている音を全て書き出す

step3 まずは右手だけで完璧に弾くように練習する

step4 難しい部分があったら、コード弾きに変更する

step5 右手パートができたら、左手パートも練習する

step6 リズムを意識してみる。

step7 足も使ってみる。

   

正直step1~step4までが「弾けるようになった!」ラインで、step5~step7は余裕があったらやるぐらいの間隔です。 こういった事をピアノを弾く時間とかで考えてきたので、誰に需要があるかわからないのですがブログで背景とかを書こうと思います。

 

弾き方や覚え方について「音名とコードの覚え方について」、「キーについて」、「転調について」という3つの軸で紹介していきます。

 

音名とコードの覚え方について

レッスンで最初に学んだ事はドレミファソラシドの呼び方についてです。

 

よく、「ドレミファソラシド」で覚える人が多いですが、これはイタリア語での呼び方となっています。日本語だと「ハニホヘトイロハ」となり、英語だと「CDEFGABC」となります。

 

で、自分は圧倒的に英語読みの「CDEFGAB」で覚えています。 

なぜ、これで良いか?というと後述するコード読みの場合は、これで覚えておくと、何のコードを弾けばよいかわかるからです。

 

言葉だと説明しづらいのですが、Cコード(和音)は、C(ド)、E(ミ)、G(ソ)の3つを押すとを発せる音となります。

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なので頭の中では以下の式が成り立ちます。

C+E+G = Cコード

ただコードはCだけではなく、E、F、Bといろいろあり全てを網羅するのは大変です。ある程度なれてくると瞬時に弾けるようになるのだが、C#、G#mなどいきなりやれと言われても咄嗟に対応ができないです。「いや知らんっ!」となって無理です。

 

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そこでコード弾きで役に立つ公式(ルール)があります。

 

メジャースケール = 1 3 5の鍵盤を弾く

マイナースケール = 1 3b 5の鍵盤を弾く

メジャースケール # = メジャースケールで弾く鍵盤を全て半音あげる

マイナースケール # = マイナースケールで弾く鍵盤を全て半音あげる

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メジャースケールというのは「明るい音」で、マイナースケールは「暗い音」という認識で良いです。冒頭で説明したのはコードCは、メジャースケールに入ると思ってください。これをCコードで現すと

 

C = C,E,G

Cm = C,Eb,G

C#(Db)= Db,F,Ab

C#m(Dbm) = Db,E,Ab 

 

となります。これが基本形の型と覚えて、後は他のD、Eなどにも同じように適用させます。ここらへんの覚え方に関してですが、自分の場合アプリでメインに学んでいた事がまさにこれで、CとかDが来たらどこを押せばよいのか?を体に定着させました。

 

なので、こういった公式ルールを後から知って「へぇ〜、そうなんだ」と気づいたレベルです。この公式ルールを覚えても本番で咄嗟に弾けないといけないので、後はひたすら弾いて身体に覚えさえます。

 

因みにGaragebandにMIDIキーボードをつなげると、押した鍵盤によって自動でコードを表示してくれるので、これを使ってよく練習します。

 

キーについて

Keyというのは概念を知らないと理解が難しいのですが、普段CDEFGAB(ドレミファソラシド)というのがあります。これがKeyがCの場合です

しかし、KeyがEbとなると、鍵盤を叩く際はEbFGAbBbCDとなります。

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つまり

 

key:C = CDFEGAB で鍵盤を叩きましょう

key:Eb = CD、EがきたらEbで、FG、AがきたらAb、Bが来たらBbで鍵盤を叩きましょう

というルールになります。 

「Keyが変わると何がおきる?」という疑問がまず出てくると思いますが、曲全体の方向性を決めることになります。KeyがEbだと、「この曲はちょっとオシャレな感じでいくんだな~」というのがわかります。

因みに今練習している、backnumberの「HAPPY BIRTHDAY」の場合、楽譜の一番左を見てどこにb(フラット)や#(シャープ)がついてるかを見て、Keyが何かを判断します。

 

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この場合、C#D#F#G#A#となるのでKeyは「B」となることがわかります。

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あとはこれをもとに譜面を起こしていきます。書く際にはKeyの#が付く音階は省略されている為、頭の中で「CDFGBは全て#が付く」とおぼえておいて、譜面を起こします。

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で、正直に言うと僕はこの作業が一番苦手です...

イメージとしてはパズルを説いてる感じで、頭を使う時間です。

長いときは1時間ぐらいかかった事もありますが、文字に起こしてる最中に「あぁここは早めに弾くんだな..」とか「ジャンジャンーで〆る感じかな~」とリズムを頭の中でイメージする時間なので大事な作業です。

 

ピアノのリズミについては今まさに勉強している最中でまだ完璧には理解してないので、機会があればまたブログとかで紹介しようと思います。

 

転調について

ここからちょっと実践的な話になります。

転調というのは「コードを構成する3つの音は、位置を変えてもそのコードの音として成り立つという意味になります。」

例えば「音名とコードの覚え方について」で紹介したようにCは「C,E,G」で構成されるコードになります。

鍵盤の位置はこうなります。

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ただし、C というのはこれ1つのパターンではなく、音階をそれぞれずらして、EGC、GCEというパターンもあります。音としてはちょっと微妙に違うのですが、これら3つともCコードとなります。これが転調という概念です。

 

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実践でこの転調というのがどう効いてくるのか?というと、コード弾きをしていると早いときは1秒間隔でコードを切り替える場面が必要になってくる事がよくあります。

そうなった際に例えば「CからDへの最短で移動する為にはどのパターンでつなげると良いか?」という際にこの転調をよく考えます。

 

中にはルート音(一番目の押す鍵盤の位置)が決まっていて転調できない場合もありますがコード弾きを練習をしていると、常にコードパターンの暗記と、切り替わるタイミングの位置を覚える必要がある為、転調は大事な要素となります。

 

まとめ

「初心者が1年以上ピアノを弾き続けたので楽譜の覚え方と弾き方についてまとめる」という事で今までレッスンで学んだことをアウトプットしてみました。

本職で学んでいる方やプロの方が見たら、爪が甘い部分が多々あると思うのでもし何かあればコメントしていただけると助かります。

 

気付けばなんとなく始めたピアノが1年以上続いて生活の一部となってしまい、おそらく1年前の自分はこうなる事も、こんな記事を書くことも想像してなかったと思います。

 

続けてわかったのは楽器を演奏するという事は技術の丹念に近いものがあります。

ひたすらに反復練習するのがまずは大事ですが、以下にミスを無くして音を出すかに関しては試行錯誤の繰り返しと昨日弾いてた自分よりも、今日の自分はもっと上手く弾けるはずだという思い込みの連続です。

 

それと弾いてる時には自分をみつめなおす時間をくれます。

去年のコロナ期間で家で自粛していたときは、何も考えずにピアノを弾く時間に救われていました。レッスンも通いだして弾き方の方向性もわかってきたので、以前から考えていた自分で作曲をするというのもチャレンジしようと思います。

 

今日はそんな感じです!

おわり!