週末時間があると、ディスクユニオン吉祥寺店によく足を運びにいく。
お目当ては正面レジの奥にポツンと出てくる、日本語RAPコーナだ。
ディスクユニオン吉祥寺店に行ったことがある人はわかると思うが、日本語RAPコーナが目立たない感じになっていて、最初は中々気づかない。
ディスクユニオン吉祥寺店の日本語RAPコーナは店内のメインコーナから外れた箇所ににあり、扱っている作品も他のジャンルに比べて少ない。
そこにいくと、誰の情報なのかわからないが、「今一番ドープな曲はこれだ...!」みたいなPOPが書かれたCDがあって視聴できる。POPは、普段Spotifyでしかキャッチできてない自分にとっては凄く魅力で説明を見るとついつい試聴する。
ここまでは他の店舗でも同じだと思う。
ディスクユニオン吉祥寺店の日本語RAPコーナが他店と比べて凄いのは扱っているMixCDの選曲がコアすぎる所だ。
以前、ブログでもまとめたが、日本の歌謡曲だけを集めたMixCDとか、他のお店と違ってマニアックなMixCDがおいてある。
最近、2つMixCDを買ったが両方ともPOPの説明とジャケットが良くて買った。
小粋で魅惑的な南国旅行への誘いのアナウンスから幕開ける、ジャズ~エキゾチックな幕開けから最好! 自身名義のアルバムは元より、COCKROACHEEE'zとしてのアルバム『Balance Of Game』のリリース、Dregs One、Cram、Fitz Ambro$e、Bugseed等とのコラボレーション等、ワールドワイドにHip Hop~Beatシーンをスモーキーに揺らすビートメイカーILLSUGIによる極上のミックス作品がリリースの一言。 極上のひと時を演出してくれる逸品となっております。
秋田を拠点に県内外で活動中の黒井円盤(Takanosu Records)によるディープな和モノMIX。 やさぐれ系の国産音源とJapanese Hiphopのインストで構成され、確かなミックスワークとテンポの良いクイックプレイで紡いでいく"円盤節"を堪能できる内容。 昨今の和モノブームとは一線を画した新たな切り口での体験を与えてくれる1枚に仕上がっている。
ILL-SUGIの「 南亜紀行」は週末に海岸で横になって聞くような極上な音源が詰まっていた。とにかく、メロウで気持ちがよい。
吉祥寺店以外の、都内のディスクユニオンにも足を運んだが、メインはMixCDではなく、アーティストのアルバムとかLPだ。中にはMixCDがそもそもおいてないお店もあった。
吉祥寺店もある程度、アルバムやLPはおいてあるが、MIxCDをメインと同じくらに宣伝しているのは、吉祥寺店だけだと感じる。
MixCDは単純に色んな曲が楽しめるから買うのと、たまにダイヤの鉱石みたいなとんでもないトラック/ビートが見つかるときがあり、それ目当てで購入する。
今回は「 南亜紀行」がまさにそれだった。
54分40秒の洞窟の中でどれがダイヤの鉱石なのかを探り当てるため、耳を研ぎ澄ませて聞くが、最初から鉱石をあてた気がする。良いMixCDを買った。
このような素敵なMixCDに出会えてしまうから、ディスクユニオン吉祥寺店の日本語RAPコーナに魅力を感じる。
取り扱っている店員がどなたかはわからないが、個人的には他の店舗に合わせず、マニアックなMixCDを引き続き取り扱ってほしいし、応援したい。
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