RedDeadRedemeption2が先週金曜日(2018/10/26)に発売された。
このゲームの関しては以下のJ1N1さんの記事が、全てを語ってくれているので、何も言う事はないというのが正直の本音だ。
だが、このRDR2は語らなければならない。
まだ10時間程しかプレイできてないが、軽くゲームレビューというか、すごく体験として来るものがあったので、それを熱が冷めない内に吐き出そうと思う。
※一切のネタバレはなしです。
ゲームにおけるリアルとは何か?
RedDeadRedemeption2を語る前に、自分が考える「ゲームにおけるリアルとは?」について語りたい。
誤解を招かず言うと、自分はファイナル・ファンタジーなどのベタベタなRPGが好きだ。旅の途中で仲間と共闘し、レベルアップして、強い武器を手に入れて、ラスボスが迎える。途中ちょっとヒロインと良い関係になったり、ライバルと戦いつつも、ダンジョンへ向かい主人公は仲間と皆で世界を救う...。
RPGというジャンルはそういうものだ。
自分がこの世界の主人公になり、魔王を、ボスを倒して、世界を救うのだ。
それが当たり前のように感じていた。
だからこそ最初にFallout3をプレイした時の衝撃を未だに忘れられない。
ゲームというのは、自分が神視点になり、あくまでゲームの外側から主人公を操作するのが当たり前だ。そしてそこには決められたストーリがあり、道があるから、プレイヤーは補助輪付きの自転車で安全運転で目的地までたどり着ける。
Fallout3は最初から補助輪がなかった。プレイヤーに全ての選択権を渡されて、街の住人も、ヒロインも、仲間も、武器も命さえも全てが自分が選択して進まなければならない。
しかしそこには圧倒的なリアルがあった。
このリアルというのは、全般的にグラフィックの事を指している訳ではない。
上手く言葉にできないかもしれないが、一言で言うと人間臭いということだ。
雨が降れば地面が濡れて人々を傘をさして、夜になれば部屋に寝て、朝になれば人が起きて朝食を作り出し、人が倒れていればそこに群衆がまり、物が盗まれば騒ぎ出し、銃声が聞こえれば市民は逃げ警察は銃を構えて犯人を追いかけ、捕まれば牢屋にぶち込まれ、賄賂を渡して逃してもらう..。
この様な作りこまれたリアルというのは、自分がゲームを操作していると言う感覚から、自分がその世界に存在している感覚になってしまうのだ。
RedDeadRedemeption2は恐ろしい程リアルだ
前置きはこれぐらいにして、RedDeadRedemeption2の話をしたい。
この世界は圧倒的にリアルだ。
「だれがここまでやれと言った?」と突っ込みを入れたくなるように、細部まで作り込まれている。
深雪に足を踏み込んだときの足跡や音、そして弓で仕留めた鹿の雪に染みる血痕を見たときに狩ってもないはずなのに、自分が仕留めてしまったという感覚になってしまう。
そして狩った獣の革を剥ぐ動作を見るといよいよ、「俺は狩猟をしている」体験というのがこっちまで伝わる。わかるだろうか? 誰かこのヤバさが伝わるだろうか?
マップが雪国から森林が生い茂る大地に変わったときの樹木から木漏れ日が差し込んだ瞬間や、ただ乗馬して走っているだけなのにまるで映画の1シーンになってしまう。
喧嘩したあとに自分の服についた泥や、銃で撃たれた服に穴が空き、そこから血飛沫が飛び散るなど恐ろしい筈なのに細部までのこだわりを感じて美しいと感じてしまう。
そして極み付けは、シチュー食べる動作。これには感動した...本当に感動した。
たかがゲームかもしれない。でもシチュー食べる動作をしたときにこの世界の住民や主人公は生きていると実感したのだ。
このコメントを見ている人からしたら、「何をそんなに大袈裟な笑」と笑うかもしれない。でも、リアルにこれほど情熱をかけているゲームというのは、開発者の情熱がプレイヤーにも伝わり、その情熱はこの世界への没入感に繋がり、より良いゲーム体験へと通じるのだ。
そういう意味ではRedDeadRedemeption2は恐ろしい程リアルで、ゲームの没入感が高い。
まとめ
すごく主観的なレビューになってしまって反省している。
でも本当にすごいゲームをロックスター・ゲームスは作り上げたんだと確信した。
もしこの記事で少しでも興味を持って今すぐでなくても、いつかこの世界に踏み込む日が来るのなら是非とも何も考えずに、只々浸ってほしいと思います。
Twitterとかだと、#RDR2 でゲームの様子とか見れるので、気になるなら検索して見てみてください。
最後にRedDeadRedemeption2はとても、とても良いゲームです。
レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ロックスター・ゲームス
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: Video Game
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