Laravel.shibuya #1を開催しました。
勉強会の運営自体が初だったので、「当日何かトラブルが起きたらどうしよう...」みたいな心配ばかりしてたのですが無事に終える事ができました。
改めて当日参加してくださった皆様ありがとうございます。
Laravel.shibuya #1 無事に終わりました!!
— えんどぅー (@Fendo181) May 8, 2019
参加して頂いた皆様ありがとうございました!!👏
ペヤングソース焼きそば持って帰った方はしっかり食べて下さい〜!
お疲れ様でした〜!!🍻
#laravelshibuya pic.twitter.com/BYn263R3wl
また、運営は自分一人ではなくLaravel JP Conference 2019の時に同じコアスタッフだった、吉田あひるさん、青ごへいもちさんも加わって頂いて3人体制で運営しています。
なので当日はうまく3人で役割分担して動いたので、これもLaravle.shibuya #1が成功できた要因だと思います。この場でいうのもあれですが、改めて協力してくれて本当にありがとうございました。
当日の様子はtoggeterでまとめて頂いたので良ければこちらをご覧下さい。
また当日登壇した方のスライド内容についてこちらのQiitaの記事でまとめて下さったのでご覧下さい。
自分は主に今回、Laravel.shibuya #1のメインだった「IRT」について書こうと思います
IRT(Interactive Round Table)の様子
当日は「Laravel相談会」と「PHP相談会」のIRT15分を2回行いました。
2回行った理由は両方参加できるようにしたかったのと、間で一回5分休憩を挟んで、なるべく疲れないようにする為でした。
仕事終わりで疲れている中、ディスカッションするのは大変だと思ったからです。
当日でたテーマとしては
Laravel相談会
- Laravelにおけるベストプラクティスとは?
- コードリーディングはどうすればよいか?
- ファサード警察について
- Laravelのデバッグ方法について
というのが出ました。
Laravel相談会にでたテーマに関しては、みく(D. Horiyama)さんが回答も含めてブログ記事でまとめて頂いたので良ければこちらをご覧下さい。
ファサード警察というか、どこでも呼び出せてしまうファサードの良さが裏目に出て、一つの処理で複数のファサードを呼び出した結果密結合になってしまう問題は、Laravelを扱っていると定期的に出てくる問題ですがここに関しては Taylor Otwellさんが昔かいた「Response: Don’t Use Facades」を見ると良いかもしれません。
たとえば、このファサードを追加するのは「簡単」なので、クラスで責任が増大する可能性があります。 一般的にクラスを作る際は、理解のしやすや、テスト、デバックなどを優先する為、責任を集中し小さくなるように作る事が望まれます。
ただし、Facadesを使用してキューにプッシュし、電子メールを送信し、すべてのデータを検証すると言った責務を単一のクラスに詰め込むと、そのクラスの中心的な責任は不明瞭です。 それはやりすぎだと心配しています。
ref:【翻訳】Don’t Use Facadesに対する回答 - Fendo181
ですが...個人的にはやはりFacadesがLaravelの魅力的な機能であるのは間違いないので、最初触る人はそこまで考えずにまずは楽しく使ってみて、後から「これは辛いぞ..!」と、1回痛い目を合うのも1つの経験として良いと思います。(僕がそうでした)
PHP相談会
PHP相談会で出た内容については
- 新しく入ってきた人がLaravelでのお作法しか知らず、素のPHPが書けない。どうしたらよいか?
- PHPに型は必要なのか?
というテーマが出ました。
こちらに関しては、Ryo Tomidokoroさんが、現場でスケッチでIRTに参加しながらメモを取って頂いてくれました。ありがとうございました!
IRTセッションのPHPテーブルのメモです。 #laravelshibuya pic.twitter.com/GQ678E16lU
— Ryo Tomidokoro (@hanhan1978) May 8, 2019
PHP IRTテーブルのセッション2 #laravelshibuya pic.twitter.com/suwPgXs741
— Ryo Tomidokoro (@hanhan1978) May 8, 2019
IRTをやってみてどうだっか?
結論、やってよかったです!
特にLaravelでアプリケーションを開発していると色んな問題にぶつかりますが、「他社ではどんな方法で解決してるんだろう?」が聞けますし、それに関してディスカッションをして複数人からの視点をその場で得られるので良いなと思いました。
よくある勉強会というのは、登壇者がスライドで話す内容を参加者が聞きますが、中には当然「こうしたら良いのになぁ」という意見があると思います。そういうのは大抵、Twitterで流れるのですが、それがその場ですぐに出て、その意見を入れて更に別の答えにブラッシュアップされるのが良いなぁと感じました。
それと、これは後から気付いた事ですがIRTをはさむとその後の懇親会で、共通の話題が出て交流しやすいなと思いました。
よくあるのが登壇者の周りに人が集まりますが、参加者の方は中々共通の話題が見つかずポツーンとしやすいのですが、IRTで共通の話題ができるのでその後の懇親会でも、気楽に声がかけやすくなるのかなと思いました。
今回この勉強会をやろうと思ったきっかけが「Laravel から入ってきた方の入り口を作ろう」というのがきっかけでした。そういう意味でIRTや懇親会中に他の参加者と積極的に交流する事で「次はどうすればよいのか?」に対するヒントを得る場所が提供できたかなと思います。
とはいえ、改善していくべき点もある
ただ、全部が良かっただけではなくもちろん改善していかなければならない点もあります。
まず、最初にIRTで話すテーマについては事前にアンケートでテーマを募集しましたが思った以上に集まらなかったです。
なので当日は「PHP相談会」に関しては参加者から聞いてみるという形式になりました。
これが悪かった訳ではないですが、その場でパッと出たテーマについて話す事になるのでテーマがその場の流れできまってしまうのと説明や過程が入ってしまう為ディスカッションに入るまでの時間がかかってしまう問題があります。
この「テーマが最初に決まってない問題」に関しては、終了後のアンケートで聞いた「IRTの改善案」の項目で一番多かった意見でした。
なので、次回の対策としてはトピックを決める時間と、終わりにまとめる時間を作るようにして改善していこうと思います。
次に「隣のテーブルが盛り上がりすぎて、話が聞こえない」という意見も頂きました。
当日、「PHP相談会」と「Laravel相談会」のテーブルが結構近かった為、片方が盛り上がりすぎると、片方のテーブルで話す内容が全然聞こえない問題が起きてしまいました。
ここに関しても次回では会議室を借りて隣の騒音が気にならないようにする、もしくはなるべく騒音が気にしない距離で2つのテーブルを離すようにしようと考えています。
と、ここで上げたのは一部ですが、他にも改善すべき点が今回のLaravle.shibuya #1で見つかったので回数をこなして良くして行こうと考えております。
まとめ
今回勉強会の運営を初めてやると書いたのですが、やってみて凄く「サービス運営」に近いもの感じました。
勉強会の運営を経験している人からしたら「そんなの当たり前だよ」という意見があるかと思いますが、改めてその事を強く意識しました。
ただ、違うのは僕らはあまりこの勉強会を大きくしようとか、ブランディングしようという気持ちはそんなになく、LaravelからWeb業界に興味を持った初心者の方とかに次のステップへ進める手助けをしようというのが大きいので、そういう意味では勉強会というよりかは「相談しやすい場所を提供する」というのが大きいかもしれないです。
Laravel.shibuyaの打ち上げ&振り返り会やってました
— 吉田あひる (@strtyuu) May 14, 2019
完全に手探り状態ですが、ビギナーに良い影響を与えるコミュニティに成長出来るようにがんばるぞ
とまぁ長く語ってきましたが、やっぱりLaravel.shibuya #1開催してみて楽しかったのは間違いないので今後ともやっていきます!
次回も開催するつもりなので、機会があればまた参加して下さい~!
また美味しいご飯とお酒を用意してお待ちしております!!
おわりっ!
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