生産的になろう。
この言葉を口から吐きだす度に、「はて?果たして生産的とは何のことだ?」と自問自答を繰り返すわけだ。
それで言うと僕がこうして、休日に必死に馴れないキーボードを打って、誤字も気にしないでがぁーと勢いでブログ記事を書いている事は果たして「生産的」とは、程遠い気がすし、もっと言うとSteamのgameプレイ時間をみたら、ついにSkyrimとNew Vegasだけで合計1100時間超えてるのを見て、生産的、生産的と言うにはあまりに難しい状況だ。やばい。
所で「生産的」と言えばアーロン・スワーツが書いた「生産的になろう」が最高に素晴らしい秘訣を書いてくれていて、これこそまさに「生産的」に相応しい内容だと自信を持っていえるだろう。
この「生産的になろう」は僕がインターネット上で最も好きな文章の一つだ。
何度も読んで、その度に何度も励まされてきた。
今でも時々読み返すし、そこらへんのタイトルだけのビジネス書やライフハック記事よりも何倍も役に経つ。この文章に出会ってすぐに、僕はアーロン・スワーツを自分のメンターにした。メンターと言っても、もうこの世にはいないんだけど。
だから今は心のメンターとして、たまに深夜2時にSkyrimをプレイしていると「そろそろSteamをアンインストールした方がいいんじゃない?時間を有効活用してさ、ペンとノートを取り出して、生産的になろうよ」っと言ってくれる。流石だ。そして僕は「ok!よし!」と言って、Steamをアンインストールして、その3日語の夜にSteamをおもむろに再インストールしてスカイリムの地にドラゴンボーンとして君臨するわけだ。
そんな訳でアーロン・スワーツを知りたかったら是非「生産的になろう」を一読して欲しいし、アーロン・スワーツが何を大事にして生きた人間なのかを知りたかったら、以下の記事を眺めるといい。
最近だとエッセイも出たらしい。読みたい。
少し話が脱線するがこのブログを始める前の個人的な日記で今年の1月1日、僕はこんな記事を書いた。
あけおめことよろ 2015年は素晴らしく良い年だったので今年もそんな良い年にしたい。
所で新年早々で悪いニュースがあった。
Debianの製作者Ian Murdockが警察による虐待(?)で自殺したことで、同じく若い年でこの世を去ったアーロン・スワーツを思いだした。アーロン・スワーツは私のメンターの一人であり、素晴らしいプログラマーの一人である。今書いているこのファイルも彼が考案に協力したMarkDown記法で書かれている。彼も法を犯したという疑いをかけられ、最後まで抵抗したものの、2013年の1月11日に自宅で息を引き取った。今日から10日で3年になる。
私はこの知らせを聞いた時それこそ、ニュースで有名人や芸能人、歌手、スポーツ選手が交通事故や突然の死に世間が驚くような形で私も驚いた。ただ違うのは報道もされず、そこまで大々的には取りあげられる事もなく26歳の一人の男性が去った事実のみであった。IT業界には若き天才が去ったことで話題になったが、その日のニュースや学校の会話にはアーロン・スワーツやRSSのRの字もでてこなった。だから、私は所詮プログラマーという職業は裏方で生き、裏方で終わるものと確信している。日々の社会を支えるITの世界はそう言った"裏方"のとてつもない、情熱と努力によって支えられ守られている事を私はしっている。
だから、私もそういった意味ではこれから"裏方"として情熱と真摯な態度で技術に取り込み、社会を支える技術者になりたい。改めて両二方のご冥福を心から祈りたい。
アーロン・スワーツの”もっと生産的になろう”は名文なので是非一読を進める。
生産的になろう | http://emptypage.jp/translations/aaron/productivity.html
こんな話題を2016年になっても盛り返すようで申し訳ないが個人的に、このアーロン・スワーツの事と、同じく天才プログラマーであった金子勇さんの事を嫌でも重ねてしまう。
別に「警察が全て悪い!」とかそういう事をいいたい事ではなく、優秀なプログラマーが去るというのは、国が違うであれ純粋に寂しいし、後ろをあまり見ないIT業界でもこういう事件は嫌でも振り返るというのが、なんだか苦手である…難しい。
なんか暗くなってきたので、話戻そう。
生産的になろうリスト
以下に上げているのが、アーロン・スワーツの記事に書かれていた、生産的になろうリストだ。
- 効率的に時間を使う
- よい問題設定を
- いろいろやれ
- リストを作れ
- リストを生活に統合する
- 時間の質を高める
- 物理的制約を解消する。
- ペンと紙を取れ
- 割り込まれないようにする。
- 精神的制約を解消する
- 食事、睡眠、運動
- 愉快な人たちと話す
- 苦労を共有する
- 先延ばしと精神の障壁
- 物理的制約を解消する。
- 困難な問題
- こまかく砕く
- 単純にする
- 割りあてられた問題
- 自分をだます
- 自分で自分に課さない
- 楽しめるようにする
生産的な人ならこれを見て「素晴らしい!是非このリスト1つ1つ実践して、今すぐ私の生産性を2倍、3倍にあげよう!」と、意気込むだろう。
一方でこのリストを以前から知っている僕が、今出来ている事項はたったこれだけだ。
- 食事、睡眠、運動
マジで。 更に言うとこうなる。
- 食事、睡眠、
運動
つまりは、僕が実際実践できている生産的な事は
- 食事。
- 睡眠。
たったこの2つだけだ。
凄い。圧倒的に生産的じゃないね。
こんな事を書いたらアーロン・スワーツに怒られるかもしれないが、僕は生産的になれない。
生産的になれない。
生産的になろう。生産的になろう。
そう考えてきたが、そもそも、何故「生産的になろう」と言うのか?
それは、現状、今やっている事があまりに社会に何も貢献してなく、或いはそれが何の役に経つのか、わからない為に非生産的な行為の反対語で「生産的になろう」と言ってるだけの言い訳かもしれない。
つまる所、「生産的」な事なんて言葉は、非生産的な行為の上でしか生まれてこない訳で、僕で言うSkyrimや、学業や仕事とは関係ない事をしている時にこそ、「生産的になろう」がどこからともなく襲ってくるわけだ。
で、苦しむ。
とくに土日の2日間を何もしないで、ずっーとSkyrimやって月曜日を迎えると、マジで鬱になる 。
でも、月、火、水、木、金と、働いて勉強して、ある程度の「今週は生産的になったよ!メータ」が貯まると、それを一気に消費するごとく土日は非生産的な行為に走る。これの繰り返しだ。
これが所謂、「休みの日だけゲーム」が以上に楽しい理由で、「休みの日もゲーム」がそこまで、余り乗り気がしない原理かもしれない。
それで、正直「生産的になろう!」っと言っても、自分が現状こうなっているので、これ以上の生産的な行動というのが、自分は余り向いてないなぁと、なっている。
もちろん、業務ではwebエンジニアである為、常に技術を学び、コードを書いて、アウトプットするのは当然だけど、ここに関しては僕は、生産的や非生産的についてあんまり気にしていない。問題解決の為のツールや、自動化はいくらでもする、なぜならその方が「楽である」としっているからだ。
問題は私生活だ。
私生活をこれ以上生産的にさせる事は難しい。
正直僕の私生活なんて、大半がプログラミングをしているか、本を読むか、ドラゴンボーンとしてノルドの地で戦うぐらいだろう。たまに友人と映画を見たり、買い物をするけど、優先順位的には現状
Skyrim >プログラミング>友人とのイベント>Steamのセール情報
っとなっている。ここまで来て気づいた人がいるかもしれないが、さっきから僕がグダグダと何か言ってるけど、結論「お前が休日にSkyrimをやっているから、その言い訳で『僕は生産的になれない』って言ってるだけじゃねーの?」と。
確かに。
でもそれを言われると、本当に何も言い返せないので、ここではその事を考えるのはやめて欲しい。
お願いだ。一旦その設定は置いてくれ。
よし。
じゃ、話を続けよう。
Skyrimの話がしたい。
もうどうでもよくなってきた。
ここまでの流れをぶち壊すようで申し訳ないが勝手に今からSkyrimについて語るので、勝手に聞いてくれ。
だからと言ってブコメで「はぁ?」ってコメントするのは止めてくれ。マジで凹むから。
ってかさっきから言ってるSkyrimっ何やねん?て、なってる人に説明するとですね。
全ての元凶です。
壮大なオープンワールドでジャンルはRPGですね。
最初に主人公がいきなり帝国の反乱軍(ストーム・クローク)として捕らえられていて、馬にドナドナ載せられながら関所に向かうんですよ。で、着いたらどうやら主人公が、帝国の反乱軍として間違われていて処刑されそうになるんですね。えぇー…終わりじゃん。Skyrim終わりじゃん。
えっ?ってなったら、急にドラゴンが現れて、「ちょタイミング良すぎ-ドラゴンでけぇー」って言ってる間に、帝国軍とドラゴンが戦うので、反乱軍にまぎれて主人公が逃げます。で、主人公達が逃げた村でもまた、ドラゴンがしつこくやってきたから、村人や兵士と協力して「ノルドの為にー!しねぇ!」って叫びながら、ドラゴンを退治します。
「しゃぁぁあぁドラゴン倒したぁー!」って皆で喜んだら、ドラゴンが急に燃えだして、その燃えた後にでてきた魂(ソウル)的なものが主人公に凄まじい吸引力で吸収されます。ダイソンもびっくりな吸引力で吸収します。
「えっ..なにこれ…こわっ」てなってる内に、村人が「ドラゴンボーンだ!ドラゴンボーンだ!」って騒ぎ出して、よくわらないお姉さんから「悪いドラゴンが復活したから、ドラゴンボーンとして、シャウト(ドラゴンの言葉)を覚えて、退治して!お願い!」ってあからさまな事を言われるので、選択肢の「いいよ」を選びます。
こうして主人公はスカイリムの地にドラゴンボーンとして誕生し、帝国軍とストーム・クロークの熱い領地争いから、各地で起きている紛争や混乱を、また現代の様な醜い人間争いを巧みな話術で解決し、それ以外は剣と魔法と弓と言うオーソドックスなRPG形式に乗っ取り、徹底的に物理で攻撃します。で、この時に「キルムーブ」というシステムがめっちゃ格好良くてですね、映画のアクションシーンみたいに、敵の悪漢を倒すのが最高にいいし、かっこいい。後、さっきいったドラゴンボーンのシャウトを使う事で、時間をゆっくり出来たり、武器に魔法をつけて早くしたり、見えない圧力で敵を吹っ飛ぶしたり、これで色んな戦略が生まれて、レベルアップで防具や弓や剣とか、それ以外にも話術をスキルアップさせる事で、装備屋で書う武器の値段を安くしたりとか、剣のダメージを上げたり出来る等、やばいんですよ。
今こうして、話をして、大分引かれてるのも大分やばいんですけど、とにかく、無限の戦略生が生まれて、キャラクラーも人間模様濃くて、ストーリも重圧で、BGMも壮大で深くて、言い出すとキリがない。
で、更にここでmodの話をすると、本当に止まらないので止めます。
「えぇー」ってなってる人や「いや、modってそもそも何やねん」ってなっている人がいると思うので、
下の動画をみて下さい。
www.youtube.com
日本語字幕もあります。
上の動画を見ればmodがどれほどの可能性に満ちていて、更に戦略性があがり、僕の生産性を落としているのかが理解できるでしょう。
因みにmodはボタンひとつで導入できるので、大変楽に改造が出来て、最近(?)だとMod Organizerという仮想技術をつかったツールがあり、これは本体のファイルを弄らないで、あくまでも仮想環境側でmodを入れて、ゲームを起動する際に反映させるやり方があったり等、web界隈同様に、mod界隈の技術も進歩しているんですね。中にはgithubにソースが上がってるツールもあって、必要なファイルがないと教えてくれたり、読み込みを順を適切にソートして並べてくれるLOOTとか。
このmodの話で避けて通れないのが競合バグで、例えば顔パーツに反映させたいmodが2つあるとして、競合が起きる。それをツールを使って、独自にパッチを作って解消するのが個人的に大好きだったんですよ。
NewVegasの時は、ゲームよりもこのパッチを作ってる時の方が楽しい時もあって、上限数(135)を超えたmodを導入しても、CTD(いきなり、ゲームが終了する現象)を何時間も起こさないようにするとかいった、めっちゃマニアックな遊び方もしていたなぁ。
結論
「Skyrimが楽しすぎて生産的になれないです。」
この一行を言うが為にめっちゃ壮大な言い訳を遠回しに言った気がする。正直すまなかった。
だからこそ、生産的になれない自分を解消する為のHow to記事を書こうとしたが、PCかHDDを物理的に破壊する方法しかないと改めて気がついた。なんか最期の方は余計にSkyrimへの熱い気持ちをぶつけてしまってので、こんな記事を書いてアレですが、ノルドの地に旅立って絶賛生産性を下げていこうと思います。
それと先月のSteamのセールでFallout4を購入したので、来年このブログが更新されてなかったら、その時は察して下さい。
おわり。
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